このゆびとまれ No.29
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漪 第37棒
漪 第37棒
平成26年4月30日発行
芳芬舎 刊
編集発行人 中原道夫
漪(い)は、音読みで「い」 訓読みで「さざなみ」と読むようである。
詩の世界に、世のなかに さざなみ を 起こしていこうという決意の表れか。
有力詩人が集う。
どうしても、表紙の写真が逆向き表示なってしまう。ご容赦を。◆
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マー君が負けた日 葵生川玲詩集
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鎌倉幻描 杉浦鷹男詩集
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詩と紀行 赤毛のアンの島の学生生活-古久保和美
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センタ-北駅 プレミアビルの不当解雇の宣伝に参加
コールサック 80号 2014年12月
コールサック 80号 2014年12月
コールサック社
◆私は今回、「田を崩す」を掲載させていただきました。
◆ 田を崩す 洲 史
◆
稲刈りも終わった
新米も あちこちに送った
秋の終わり 田の畦(あぜ)を崩す
自分の家では耕せなくなった
小作料なしの小作にしばらく出した
その家も耕せなくなった と言ってきた
稲作を請け負うグループにも問い合わせたが
車で入れる道がない
一つ一つの田のつながりが急だと断られた
水の高さを調整していた水口(みなくち)をまず平鍬で崩す
田の水が沢へ流れ出す
それから シャベルで何カ所かの畦を崩す
林を畑に
畑を田に
幾時代に渡って労苦と夢を積み重ねてきた この田
谷戸の小さな田から
雪融け水を少しずつ集めて
やがて大きな八十束刈り(はちじゅそくがり)の田となる
今日
十数枚の田の畦を崩す
下から順番に崩してゆく
男衆がとられた戦争があった時
米や食べ物の有り難さを
心底 噛みしめたのではなかったか
平和の大切さを心に刻んだのではなかったか
土にもぐった泥鰌や蛙に新しい春は来ない
春から夏へかけて本格的に乾かしたら
杉でも植えるしかない
杉も手数がかかる 売れる見込みもない
それでも ただ荒らしておくわけにもゆくまい
稲穂が段々の田に実った山
これで この山の田が全て無くなる
沢を流れる水音の高さ
私達の爺や婆達が そのまた上の爺や婆達が
語り合っているような水音の高さだ
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バラードの時間-この世界には詩がある 佐相憲一エッセイ集
島のいろ ここは戦場だった 速水晃詩集
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子ども・愛・平和 小森香子詩文集
小森香子詩文集 子ども・愛・平和
2014年8月15日発行
詩人会議出版
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2014年神奈川県で行われた日本母親大会で、講演者の小森陽一氏が冒頭に朗読して感動を呼んだ「いのちのバトン」など、子ども・愛・平和を求めて活動をしてきた小森さんの思いがつまった詩文集。
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北の詩人 小熊秀雄と今野大力 金倉義慧
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詩とエッセー シャボン玉に 出木 みつる
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きみあきら詩集 後は野となれ 山となれ
きみ あきら詩集 後は野となれ山となれ
2014年10月10日発行
発行所 詩人会議出版
「後は野となれ 山となれ」は、作者のことばではない。資本家の本性を表すことばとして、作者は使っている。大震災原発事故に対して、これを好機として利潤追求に走る大企業を告発し、原発ゼロへの運動を励ます詩集となっている。
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詩集 藍色の馬 柳生じゅん子
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