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今日は”年取り”

年取り    洲史


積もった雪で
子どもでも上れるようになった納屋のトタン屋根で
日向ぼっこしながら 遊んでいたが
年取りだからと しだいに皆がいなくなったので
ぼくも家に帰った

まだ 午後三時頃だというのに
年取りの支度は もうできていて
仏壇と神棚に お膳を供えて 始まった
おつとー(父)は 出稼ぎ先の労災で入院中だから
酒を飲む男衆はいない
仏壇から下げてきた 御神酒を
ばーちや(祖母) おつかー(母) と 一口飲んで
子どものぼくたちも 形だけ もらって
膳をつつく

年取り魚は 鱒だという
煮染めは大根 人参 ゴボウ こんにゃく ちくわ
ゼンマイと蕗の煮物
大根と人参のなます
海藻からつくるエゴ
八頭の煮物
芋がらの酢の物

腹がいっぱいなって 紅白を見に
雪道を テレビのある隣の家へ行くと
すでにたくさん集まっていた
白黒の画面では やがて
おつとー(父)に似ていると言われる三波春夫が
三度笠姿で歌いだした



詩人会議 1月号の掲載された詩です。
読者会批評を経て、若干、変更しました。
読者会などで、話を聞くと
新潟だけでなく、
山形県 岐阜県などの方が、大みそかは、年取りだったと聞きました。
日本海地方が、多いようです。
年取り は テレビが普及するなかで次第になくなってしまいまいた。
テレビ映像恐るべし ですね
THEME:詩・想 | GENRE:小説・文学 |

現代生活語詩集2016 「子どもの遊ぶ声-洲史」掲載

現代生活語詩集2012



現代生活語詩集2016 喜・怒・哀・楽

全国生活語詩の会 編

2016年11月1日発行

発行所 竹林館

定価 (本体2500円+税)


私は、このアンソロジーに、 越後言葉で 「子どもの遊ぶ声-洲史」という詩を掲載しています。




女性のひろば に「事務室の窓から」が掲載

女性のひろば 5月号 事務室の窓から
 女性のひろば 5月号の詩の欄に私の詩「事務室の窓から」が掲載されました。
 紹介してくださったのは佐相憲一さん
 温かい短評を書いていただきました。
THEME:詩・ポエム | GENRE:小説・文学 |

小鳥の羽ばたき が平和新聞に掲載

平和新聞 小鳥の羽ばたき

平和新聞(日本平和委員会)の2016年2月5日号「平和の詩」コーナーに、「小鳥の羽ばたき」が掲載されました。
取り上げてくださった小森香子さんの寸評にも感謝です。
THEME:詩・ポエム | GENRE:小説・文学 |

神奈川新聞に詩掲載-並木道

並木道-神奈川新聞-洲史
今日2015年11月8日の神奈川新聞に、私の詩「並木道」が掲載されました。

参加している横浜詩人会から依頼されたものです。行数が少なく苦労しました。
THEME:詩・ポエム | GENRE:小説・文学 |

詩誌 ぱれっと 第8号 

パレット 第8号

詩誌 ぱれっと 第8号

2015年1月20日発行

編集人 亀川省吾

発行人 植木肖太郎


6人のベテランの同人による詩誌
珠玉の詩が並ぶ
THEME:詩集・詩誌・詩に関する本 | GENRE:小説・文学 |

詩 付けかえる 洲史 横浜の中学校給食シリーズ

横浜の中学校給食シリーズ

付けかえる   洲 史

公務員の賃金は高すぎる
横浜市予算にしめる人件費の割合を減らす
これが 私の約束だ

中学校の給食が未実施だ
これは このまま未実施でよい
全国の八割以上で実施していると言われても
気にすることはない
横浜市は国際都市だ 独自の道を歩む

問題は小学校の給食だ
約三百五十校の給食を維持していくのは大変だ
さすがに 小学校給食を止めるとは言えない
こう言う時は民間委託に限る

給食調理員を採用するのを止めて
徐々に民間委託を進めてきた
当初はPTA等の反対もあって混乱した
でも もう大丈夫 力で押し切れる
もうすぐ過半数の学校が民間委託になる

調理員が減った 人件費が削減された
その分だけ委託費が増えた
委託の方が直営より高くつくこともあるが
それはそれ

朝三暮四
人件費から委託費に付けかえただけ
けれど 公務員人件費の比率は減らした
私の宣伝できる実績がまた増えた






京浜詩派20号に掲載しました。
THEME: | GENRE:小説・文学 |

詩 -雪の重み-

雪の重み       洲 史(しま ふみひと)


雪国の春が美しいのは
古いものを 生命の終えた草たちを
雪の重みで 押しつぶしてしまうからだ

そう 気がついたのは
東京に出てきて
立ち枯れた草と新緑が混在する風景を見た時だった

東京に雪の降りしきる
2014年2月8日
子どもたちの雪遊びの声が聞こえる

明日は東京都知事選挙の投票日
雪の重みに負けずに 投票所へ
反貧困 反原発の弁護士の勝利を



降りしきる雪を見て書いて見ました。
雪とオリンピックばかりの報道ですが、明日は東京都知事選挙です。
THEME:詩・ポエム | GENRE:小説・文学 |

パンが飛ぶ か -横浜の中学校給食シリーズ

横浜の中学校給食シリーズ 
 パンが飛ぶ か       洲 史

中学校給食
中学校の教員は ほとんど反対だ
ぼくも反対だよ と 君は言う

四十五分授業から五十分授業に変更させられた
授業時間を確保せよと言われる
このきつい時間割のなかで
今 昼食の時間割は わずか十五分
これは 弁当だからできること
給食になったら
配膳 後片付けと余分の時間がかかる
この時間をどこから生み出せと言うのか と 君

第一 配膳なんかできないよ
あいつら 牛乳パックを投げる パンを投げる
教室でパンや牛乳がが飛び交うことになる
普段の指導だけで精いっぱいなのに
給食は新たなトラブルの種だ と 君

君が中学校でがんばっていることをぼくは知っている
けれど 中学校の教員なら 君も見ているはずだ
弁当を持ってこられない子どもたちがいることを
持ってきた弁当にも 大きな格差のあることを
弁当の時間に ほんの少人数とは言え
少しずつ傷ついている子ども達がいることを

それを
親の愛情弁当論で片付けられるだろうか
もう中学生なのだから
自分の食事に責任をもてと言えるだろうか
学校で弁当販売をするから 買ったらよい
レトルトパックのカレーなら自動販売機だから
恥ずかしがらずに買える言うのだろうか

横浜の常識は全国では非常識だ
全国の八割以上の中学校で給食を実施している
君の疑問や不安は
全国の知恵に学べば きっと解決できる
牛乳やパンが飛び交うことなく
くったくのない給食時間が実現できるはずだ
温かい給食で
子どもたちも少しは温まるのではないか

行政の責任を投げ捨てている横浜市に 
中学校教員の君だからこそ
中学校給食を実現せよ と 声をあげてほしい



なお、この詩は COAL SACK 77号に掲載されたのものを若干変更しました。
THEME:詩・ポエム | GENRE:小説・文学 |

横浜市中学校給食シリーズ③ 食べ放題

横浜市中学校給食シリーズ③ 

食べ放題   洲 史


給食が嫌だったら 横浜においで
横浜には 中学校給食はない
何でも 好きなもの食べ放題

好きなものを弁当に詰めて 持ってらっしゃい
弁当を忘れても 心配することはない
業者弁当の販売を受け付けている
一ヶ月以上腐らないパンの自動販売機もある
ボンカレーの自動販売機もある
その隣には電子レンジも設置してある
温かいカレーが食べられる

子どもから大人になる過渡期
身体がぐんぐん伸びる時期
母親 父親となる準備が始まる
身体もバランスの取れた栄養を求めている
でも 気にすることはない
好きなもの食べ放題
食べない自由もある
結果は自己責任

給食が嫌だったら 横浜においで
横浜には 中学校給食はない

でも でも
中学校給食を求める声は あちこちあって
署名運動も 毎年 行っている
全国で八割以上が実施している 中学校給食
ひょっとしたら 横浜でも実現するかもしれない
その時は その時
それまでは 好きなもの食べ放題
食べない自由もある
THEME:詩・ことば | GENRE:小説・文学 |

横浜市中学校給食シリーズ② 横浜の中学校に

横浜市中学校給食シリーズ②

横浜の中学校に 洲 史


横浜の中学校に
あってほしいのに ないものがいくつかある
その一つは
中学校の給食

給食を通して食の大切さを学んでほしい
成長期の子どもにバランスの取れた栄養を と
全国の八割以上の中学校で実施している
しかし 横浜市は中学校の給食を実施していない

横浜の中学校に
なくてもよいのに あるものがいくつかある
その一つは
危ない教科書

朝鮮 中国等を侵略した戦争を美化する歴史教科書
幸せに生きる権利より
国民の義務を強調した公民教科書
市民や教科書を使う教員の声を無視して
教育委員が独断で選んだ

この二つは さかさまにすると ちょうどよい
中学校給食を実施する
教科書は
実際に使って授業する教員の声を集めて選ぶ
行政区ごとに 選び直す

危ない教科書をなくして
中学校給食の実現を


※「『つくる会系教科書 継続』市長選 林氏 自民と協定で」の報道(2013年6月18日)に接して
THEME:詩・ことば | GENRE:小説・文学 |

横浜市中学校給食シリーズ①横浜の中学校で給食を食べたい

横浜市中学校給食シリーズ①

横浜の中学校で給食を食べたい 洲 史


東京の中学校のように
横浜の中学校でも
温かいスープと茹でたて海鮮スパゲッティを
食べたいと ユキが言う
できたらいいねと 私は言う

小学校のように
中学校でも
時には セレクト給食で
リンゴのシャーベット
オレンジのシャーベット
アイスクリームと
それぞれが選んだデザートを見せ合いながら
食べたいと ユキが言う
できたらいいねと 私は言う

横浜の中学校で給食を食べたい
ほんのささやかな願い
これは ユキのわがままなのか
横浜の中学校で給食を食べたい
これは 横浜の中学生のわがままなのか
全国八割の中学校で実施されている給食は
横浜では わがままになってしまうのか

ユキの友だち ユイのお母さんが言う
中学生は 子どもから大人になる過渡期
身体がぐんぐん伸びる
母親 父親となる準備が始まる時期
身体もバランスの取れた栄養を求めている
昼ごはんも 三度の食事の大切な一回
栄養のバランスの取れた食事をさせたい と

小学校のように
中学校でも
温かい味噌汁 サンマの筒煮 おひたし ご飯を
食べたいと ユキが言う
できるようにしたいねと 私は言う
できるようにしましょうよ と
アヤのお母さんが言う
中学校給食を実現するために
どんなことをしたらよいか 考えてみよう と
タダシのお父さんも言う

横浜の中学生に ずいぶん待たせたけれど
中学校給食をプレゼントするのは
大人の 横浜市の責任ではないのか 
  

※追記
 中学校給食を求める市民の要望に対する横浜市のこたえ(2012年)
 「中学校期になると体格・食事量など個人差が大きくなり給食などの画一的な献立よりも、子どもたちが自分の体調や栄養バランスを考慮した、個々に応じた昼食の方が望ましいと考えており、 中学校では家庭からの弁当持参を基本としています。」

※横浜詩人会議での合評を経て改作した。



再録ですが、中学校給食に関する詩をまとめて掲載します。
市民運動紙誌などに、ご利用ください。その場合は、ご連絡くださいね。洲史
THEME:詩・ことば | GENRE:小説・文学 |

詩 横浜の中学校に  洲史

横浜の中学校に        洲 史


横浜の中学校に
あってほしいのに ないものがいくつかある
その一つは
中学校の給食

給食を通して食の大切さを学んでほしい 
成長期の子どもにバランスの取れた栄養を と
全国の八割以上の中学校で実施している
しかし 横浜市は中学校の給食を実施していない

横浜の中学校に
なくてもよいのに あるものがいくつかある
その一つは
危ない教科書

朝鮮 中国等を侵略した戦争を美化する歴史教科書
幸せに生きる権利より
国民の義務を強調した公民教科書
市民や実際に教科書を使う教員の声を無視して
教育委員が独断で選んだ

この二つは さかさまにすると ちょうどよい
温かい美味しい中学校給食を実施する
教科書は
実際に使って授業する教員の声を集めて選ぶ
行政区ごとに 選び直す

危ない教科書より
中学校給食の実現を
その方が 中学生も市民も大喜びする

※「『つくる会系教科書 継続』市長選 林氏 自民と協定で」の報道(2013年6月18日)に接して




京浜詩派 第203号に掲載予定です

THEME:詩・ことば | GENRE:小説・文学 |

押しつけは

押しつけは    洲 史



2012年12月総選挙の党首討論会
芥川賞作家で前都知事の老党首は
「押しつけられた憲法は 変えなきゃならない」と強く主張した

話題は沖縄のアメリカ軍事基地に
「押しつけれた軍事基地は なくさなきゃならない」
前都知事がそう語るのを期待し待った
けれど 彼は口ごもるばかりだった

沖縄などのアメリカ軍事基地
安保条約 原子力発電所 ・・・・・
アメリカに押しつけられている現実を
まず解決すべきだと ぼくは思うがね



今年の憲法パンフに載せた私の作品です。

日本への戦後政策のアメリカの転換後
日本国憲法の第9条を改悪せよとは、アメリカの押しつけ政策でもあるのですが・・・・
THEME:詩・ことば | GENRE:小説・文学 |

詩の憲法パンフをつくります-洲史

詩の憲法パンフを作ります

天長節 天皇誕生日 みどりの日 昭和の日と
呼び方がくるくる変わった4月29日
2012年の今日は
横浜詩人会議で憲法パンフを作る日です
午前10時集合
集合場所は横浜駅から徒歩5分
かながわ県民センター9階の
県民活動サポートセンター

平塚からFさんが版下原稿と持ってきます
神奈川区からKさんが
印刷用の色上質紙を購入してきます
東京都江戸川からRさんがホチキスを持ってきます
港北区からAさん 旭区からUさんもやってきます
鎌倉からS夫人も手伝いに見えます
東京都町田からYさんも駆けつけます
私は都筑区 センター北駅から30分ほどです

ワークキングコーナー近くのテーブルに集まって
作業手順の確認です
隣のテーブルは 大学生グループがボランティアで
入院中の子ども達へお話に行く 相談しています
別のテーブルでは 川の自然環境を守るため
テキストをもとに学習をしています
少しうるさいけれど予約なしで
気軽に利用できるところがよいところです
予約して利用できる会議室も6階 7階にあります

ワークキングコーナーで印刷機を借りて印刷します
マスター代インク代の実費を払います
両面印刷なのA3用紙に慎重に印刷します
紙折り機と手折りで
頁の順番に気をつけて16頁折り
中に挟む4頁分も印刷
16頁折りの中に 4頁分を挟みます
真ん中をホチキスでとめます
20頁のパンフ原型ができあがります
折り目が袋になっている上下を裁断してできあがり
裁断機使用の費用はかかりません
ほかのグループと利用がかちあっても
譲り合って作業を続けます
ボランティアサロンのテーブルも
いろいろなグループでうまってきています

パンフがしだいに積み上がってきます
「生命と暮らしを歌う―憲法ってなに―」
詩のパンフ第10号の完成 表紙も素敵です
A6版20ページに18人18の詩が載っています
5月3日の憲法記念日の集会で配ります
会員もそれぞれで自分の知り合いなどに普及します
憲法を守り生かすためのボランティア活動です
皆 それぞれ必要な分を鞄に入れて帰ります
事務局はキャリーバッグに入れて持ち帰ります

思いのほか 早く終わったので
みんなで近くの食堂によって ビールなどで乾杯

   ※
神奈川県緊急財政対策本部調査会(神奈川臨調)は
7月18日黒岩知事に「中間意見」を提言
県民センター等107県有施設を三年間で原則廃止
児童相談所など132出先機関も全て廃止・統合
団体や市町村への補助金も
「一時凍結」のうえ抜本的に見直す などなど
9月21日には同様の「最終意見」を提言
さっそく 神奈川県 黒岩知事は
9月27日「神奈川県緊急財政対策案」を発表

ところで 黒岩知事 質問です
財政が厳しいと言いますが 本当ですか
県民サービスを切り捨てれば切り捨てるほど
国から来るお金は減ってしまうのではないのですか

大企業が栄えれば神奈川が栄えると
前の知事の時代から
日産などの大企業に インベスト神奈川の名で
県民の税金を注ぎ込んできました
その結果はどうですか

リストラで大量の労働者の首切りをしている
日産などに
さらに434億円もの税金をプレゼントすることは
見直さないのですか
日産ゴーン社長の報酬には税金が入っていませんか

私は 私たちは県民センターの廃止などに反対です
県民の生活・活動を切り詰める
神奈川臨調の方向に反対です
県民が活き活き活動し豊かになる
そのために地方自治体があるのではないですか



京浜詩派 201号より(2013年3月1日発行-横浜詩人会議)

固い内容ですが、県民センターが県民活動にどういう具合に使われている。
それを削減・圧縮することは許せないと思ってつくりました。

言葉は練られていないのは承知しているのですが・・・
THEME: | GENRE:小説・文学 |

詩 修学旅行に行けないとは

修学旅行に行けないとは


 お金が払えないから
 修学旅行に行けないとは
 それは
 活動グループをどうするかの話し合いに参加できないということ
 グループ活動でどこを見学するか話し合う授業の時
 掃除ロッカーを蹴飛ばすとか
 事務室あたりをうろついて たわいもない話をするとかして過ごすということ
 事前に学ぶ歴史や平和などの学習に身が入らないということ
 修学旅行の三日間は学びから除外されるということ

 お金が払えないから
 修学旅行に行けないとは
 それは
 修学旅行が終わった後の地理や風土の学習 感想作文に取り組めないということ
 同級生と話す時 突然欠落した部分があることに気づかされること
 卒業アルバムの修学旅行のページに一枚の写真もないということ
 卒業式の呼びかけで 友だちが「楽しかった修学旅行」と言う時
 ただ 立ちつくすしかないということ

 お金が払えないから
 修学旅行に行けないと
 学校に働くあなたが当たり前のように言う時
 あなたは何を投げ捨てたのか
 それさえも気づかないということ

 お金が払えないから
 修学旅行に行けないと
 学校に働くあなたが憤りを込めて言う時
 あなたが次になすべきことは
 
 何か






THEME: | GENRE:小説・文学 |

詩 横浜の中学校で給食を食べたい

横浜の中学校で給食を食べたい


                               洲 史
 東京の中学校のように
 横浜の中学校でも
 温かいスープと茹でたての海鮮スパゲッティを
 食べたいと ユキが言う
 できたらいいねと 私は言う

 小学校のように
 中学校でも
 時には セレクト給食で
 リンゴのシャーベット
 オレンジのシャーベット
 アイスクリームと
 それぞれが選んだデザートを見せ合いながら
 食べたいと ユキが言う
 できたらいいねと 私は言う

 横浜市は
 かたくなに中学校給食を実施しようとしない
 市民の要望に対する横浜市のこたえ
 「中学校期になると体格・食事量など個人差が大きくなり給食などの画一的な献立よりも、子どもたちが自分の体調や栄養バランスを考慮した、個々に応じた昼食の方が望ましいと考えており、 中学校では家庭からの弁当持参を基本としています。」
 給食より弁当が望ましいと
 昂然と胸を張る 

 横浜の中学校で給食を食べたい
 これは ユキのわがままなのか
 横浜の中学校で給食を食べたい
 これは 横浜の中学生のわがままなのか
 全国八割の中学校で実施されている給食は
 横浜では わがままになってしまうのか

 横浜の中学校で給食を食べたい
 ほんのささやかな願い

 弁当を持って ユキは
 今日も吹奏楽部の朝練習に出かけていく
 栄養のバランスが取れているか
 夏には食中毒が大丈夫か
 冬には冷たくて食べづらくないか

 小学校のように
 中学校でも
 温かい味噌汁 サンマの筒煮 温かいご飯を
 食べたいと ユキが言う
 できるようにしたいねと 私は言う
 できるようにしましょうよと
 ユキの友だちのお母さんも言う
 
 小学校の栄養士から卒業生への
 せめてものプレゼント
 「弁当のつくり方」の冊子が
 わが家の台所の食卓の上にある

 もっと大きなプレゼント
 横浜市の中学校給食の実現を
 

THEME: | GENRE:小説・文学 |

学校の事務室にはアリスがいる  洲 史 詩集

学校の事務室にはアリスがいる 洲 史 詩集

◆2011年7月15日発行
★詩人会議出版


私の詩集です。
THEME: | GENRE:小説・文学 |
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プロフィール

洲史(しま ふみひと)

Author:洲史(しま ふみひと)
詩を書いています。
「学校の事務室にはアリスがいる」「小鳥の羽ばたき」と詩集を2冊出しました。
詩人会議 横浜詩人会議 九条の会詩人の輪などに参加。
今は自由人です。一人の人間としての日常もアップできたらと思います。

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